子どもたちの笑顔あふれる教育

名教組教育研究活動

子どもを中心に据えた教育研究

名教組は、戦後間もない1951年から一度も途切れることなく教育研究活動を続けています。この歴史ある教研は、いつの時代も目の前の子どもたちによりよい教育を行いたいという精神で受け継がれています。
子どもを中心に据えた教育研究活動が、名古屋の子どもたちの健やかな成長を支えることにつながっているという意義のもと、全分会で教研活動に取り組んでいます。

概要

Ⅰ 目的

「わかる授業・楽しい学校」の実現

Ⅱ 教育研究方針

目の前の子どもたちの実態に応じた教育研究に各分会が職場ぐるみで取り組み、「子どもの基礎学力の充実・定着」を図るとともに、「教職員一人ひとりの力量向上」を以下の3点をもとにめざす。

  • 学びの質を追究し、確かな学力を育むことができる教育研究を進める。
  • 一人ひとりの個性を大切にし、誰もが生き生きと活躍できることをめざした教育研究を進める。
  • 学校・地域の特色を生かし、人・自然・文化等との関わりを大切にした教育研究を進める。
Ⅲ 推進体制
  • 本部教研推進委員会
    執行部全員で組織する。
  • 分科会教研推進委員会
    教科・領域研究会、学校事務専門委員会の代表各2名で組織する。
  • 分会教研推進委員会(全ての分会に設置)
    分会教研推進委員長が中心となって、分会代表発表者・分会委員長・青年部員・女性部員を含め、原則5名以上で組織する。
Ⅳ 研究分野

教科・領域研究会、学校事務専門委員会に基礎をおき、その研究を発展させる方向で20分科会を設置しています。

通番分科会名通番分科会名
1国語11道徳
2社会12外国語
3算数・数学13情報教育
4理科14特別活動
5生活・総合的な学習15生活指導
6音楽16読書・学校図書館
7図画工作・美術17特別支援教育
8家庭、技術・家庭18学校給食・食育
9体育・保健体育19学校事務
10学校保健20その他

名教組教育研究活動の流れ

4月教研オリエンテーション

研究を進めるにあたってオリエンテーションを開催します。

5~7月研究の実践・検討
分会での検討

各分会で職場ぐるみの研究を進めます。

分科会での検討

教科・領域の研究を中心に専門的な面から検討を行います。

教育実践

・6月支部教研学習交流会

リポートやプレゼンテーションの作成のポイント等について学習することができます。

教育実践の様子

子どもを中心に据えた授業実践を行います。

9月名古屋市小中特別支援学校教職員教育研究大会(市教研)

分科会ごとに研究の成果を発表します。子どもたちの健やかな成長のために、よりよい授業や学校づくりについて教職員と保護者で意見交流を行っています。

啓発資料

4月に「教研ガイドブック」、8月下旬に「市教研パンフレット」を配付し、教育研究活動の啓発を進めています。

教研ガイドブック
環流活動教文部報「名古屋の教育」

今年度の取り組みや研究の成果等を「名古屋の教育」にまとめたり、2020年度より実践リポート集をHPに掲載したりしています。

父母と教職員の集い

子育てや教育と関わりの深い方を講師に迎え、講演会を行っています。全市から、保護者と教職員合わせて1000人を超える参加者が集う大きな会です。今年度は、会場とWEBとで同時開催しました。
講演会では、講師の講話から、子ども一人ひとりの個性や才能を引き出すヒント、目標に向かって努力することができる方法等を学んでいます。日々、「子どもをどのように育てたらいいのか」模索している保護者と教職員にとって、それぞれの立場から、子どもとの関わりを見つめ直すよい機会になっています。

青年部学習会

毎年10月に、青年部員の力量向上のために、市内の全小・中・特別支援学校の教職員の参加を得て開催しています。平和、夢、防災等、今の時代に合ったテーマで、講師の方をお招きし、講演をしていただいています。青年部員が、社会の出来事を広く知り、日々の教育活動に生かすことができるようにしています。

平和教育・健全育成・環境教育資料貸出について

子どもたちは、平和への願い、人間への信頼・尊厳、そして、安全で正しいスマートフォンやインターネットの使い方、環境の大切さ等を学習します。子どもたちが、より効果的に学習することができるために、視聴覚資料(DVDやビデオ、写真等)をそろえており、希望する学校に貸し出しを行っています。資料は、小学校1年生から中学校3年生向けの学習用資料と教職員・保護者向けの研修用資料があり、授業や校内研修会、PTA活動等に幅広く活用されています。